どうもすずめです。
今回は特殊な軟膏の混合についてお話していきます。
まずは普段見る軟膏の混合です。
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軟膏の混合とは
だいたいの軟膏の混合はこんなふうに処方されます
- アンテベート軟膏 〇〇g
- ヒルドイドソフト軟膏 〇〇g
- 混合
軟膏同士、クリーム同士が多いですね。時々軟膏とクリームの混合とかもありますけれどね。(ヒルドイドソフト軟膏は厳密に言うとクリーム剤(w/o))
軟膏混合の処方が来たら、まずその2つが混ぜても大丈夫か調べます。分離しないかとか安定性とかですね。そしてそれらに問題がなかったら混合します。
今回出会ったのはこんな処方
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レスタミン、メントール混合軟膏の作り方
クリーム剤同士とか軟膏同士ではなくてクリーム剤と結晶の混合です。
- レスタミンコーワクリーム 〇〇g
- l-メントール ○g
- 混合
えと、どうやってやるんでしょうね(笑)
まずメントールって大きい結晶ですし絶対に軟膏と混ざらないですよね

混ぜたら痛そうですね(笑)
先輩に聞いたらエタノールで溶かすとのこと。
乳鉢にメントールを入れて乳棒で粉状になるまで粉砕。その後エタノールをほんの少量入れてメントールを全部溶かす。
その後エタノールが蒸発するまで待つ。そして白い粉(メントール)が析出したらそれを軟膏板でレスタミンと混ぜる。
はい完成。めっちゃ調剤室がメントールの匂いでスースーします(笑)
用途はかゆみ止めですね。スースーするかゆみ止めなので夏場に主に処方されます。
イオウ軟膏の作り方
こちらは冬によく処方されますね。
ウチでは硬くなったかかととかに用いられますが一般的には疥癬に使われるみたいですね。
- 硫黄 ○○g
- 流動パラフィン 〇〇mL
- 白色ワセリン 〇〇g
とかの処方で来ます。
硫黄を量り取り、篩過します。その後流動パラフィンを加えて混ぜて、そこに白色ワセリンを追加します。
なんかお菓子作り見たく結構丸くきれいにまとまります(笑)
でもめっちゃ臭いです(笑)
直接手に触れたわけではないですけれどめちゃ臭いです。手洗いしてもアルコール消毒してもにおいが取れません(泣)
以上なかなか見ない軟膏の混合2例でした!
薬剤師って一生勉強が必要な職種ですよね。
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