どうもすずめです。
今日は仕事の時に疑問に思ったことを綴っていきます。
まずはじめに
疑義照会とは
薬は添付文書のルールに従って処方されます。添付文書と違う点があったら疑義紹介(医師に問い合わせ)をします。
正直すごく細かい点もあります。
例えば
ザイザルという薬は成人なら1日1回眠前投与です。しかし医師によっては夕食後で処方したりします。
そういった時は薬剤師は医師に確認しなくてればなりません。保険調剤をやっている以上は添付文書に乗っ取らなければ行けないのです。添付文書に乗っとらなければ査定を受けて保険から支払われる分が減額されたりすることがあります。
厚生局からの個別指導などでは不適切な使用と言われて返金をしなければならないこともあります。
保険ってすごく細かいんです。
まぁこのザイザルの例なら医師はそのまま夕食後で出してと言うでしょうけれどね(笑)
あとは用量とかもですね。小児の薬は1日量が○○mg/kgとか決まっています。
小児科ではない病院をこどもが受診すると、慣れていないためか時々用量が間違えていたりします。そういった時は疑義照会ですね。
今回は用量の話です。
スポンサーリンク
プラケニルって何
とある日こんな処方箋が来ました。
- プラケニル錠200mg 1T 1×朝食後 14日分
- プラケニル錠200mg 2T 1×朝食後 14日分
- 交互に服用
見たことなかったので調べたらエリテマトーデス(SLE)の薬みたいです。
そして重要な用法用量を見てみると。
【 用法及び用量 】
通常、ヒドロキシクロロキン硫酸塩として200mg又は400mg
を1日1回食後に経口投与する。
ただし、1日の投与量はブローカ式桂変法により求めら
れる以下の理想体重に基づく用量とする。
女性患者の理想体重(kg)=(身長(cm)-100)×0.85
男性患者の理想体重(kg)=(身長(cm)-100)×0.9
1.理想体重が31kg以上46kg未満の場合、1日1回1錠
(200mg)を経口投与する。
2.理想体重が46kg以上62kg未満の場合、1日1回1錠
(200mg)と1日1回2錠(400mg)を1日おきに経口
投与する。
3.理想体重が62kg以上の場合、1日1回2錠(400mg)
を経口投与する。
プラケニル錠200mg添付文書より引用
理想体重とは
は?理想体重ってなんすか状態に(笑)
BMIとかそういう感じですか?ってなりました(笑)
しかし、もっと添付文書を詳しく見てみたら
要するに実体重は関係なく身長から割り出される理想体重のみに用量が依存するようです。
理由は有効成分が脂肪組織に移行しにくいからです。移行しにくいので実体重で投与してしまうと肥満患者様では過量投与になってしまうとのことです。
はーなるほどねーという感じですね。でもねだったら
結局
身長に依存すると書いてくれ!!そのほうが混乱せずにいいわ!!
って感じです(笑)
もっともっと勉強が必要ですね。日々がんばります!
以上。
m3.comは医療従事者にとって、とても有用なサイトです。
無料で最新のニュースをいつでも見られる。
常に勉強、最新情報が必要な医療従事者にとって必須のサイトです。
m3.comの入会手順が概要などをまとめたページも用意しています。悩んでいる人は一度お読みください。