病態、薬

クレメジンってなぜ食間なの【食後用法が適さない理由】

どうもすずめです。

今回はクレメジンについての記事です。

 

  • クレメジンってなぜ食間用法なの
  • クレメジンと食事の関係
  • クレメジンってバラせるの

 

こういったことを解決します。

すずめ
すずめ
先日、クレメジンについてのとある処方について話を後輩としていました。

 

クレメジン細粒 1g分1 朝食後 14日分

 

という処方についてです。

「用法も食後というのは見たことがない。」

「クレメジン1gって・・・分包品は1包2gじゃん。」

などなどありましたので調べてみました。

 

クレメジンとは

腎機能が低下して尿毒症毒素を排泄できない方に用いられる毒素を吸着する炭の薬です。

  • 透析導入を遅らせる
  • 慢性腎不全時の食欲不振、口臭、そう痒とうの改善がある
  • 尿毒症毒素などを吸着する
  • 体内には吸収されない
  • 主たる副作用には便秘、食欲不振、悪心・嘔吐、腹部膨満感の消化器症状(4.51%)

 

以上のような特性があります。

また、昔はカプセル剤しかなくて1回に10カプセルも飲むものでしたがその後細粒、速崩錠といろいろな剤形がでて以前よりは服用しやすくなりました。

すずめ
すずめ
それでも飲みにくいという患者はいますね。ザラザラするとかですね。あとは用法的にも飲み忘れが多い薬です。

 

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クレメジンの用法が食間の理由

一言で言うと他薬との吸着があるからです。

 

時々食事を吸着してしまって効果がなくなってしまうと勘違いしている方がいますが

食前30分、食後30分で比較した結果効果に違いはなかったとデータがあります。

 

ではなぜ食間だと言うかと他薬を吸着してしまうから用法をずらしているのです。

腎機能低下している例でクレメジンを用いる患者は他の薬もほぼ服用しているので他薬の吸着が問題となります。

 

クレメジン速崩錠添付文書での記載は

【用法・用量】
通常,成人にクレメジン原体として1日6gを3回に分割し,
経口投与する.

としか記載がありませんが

 

使用上の注意の欄の重要な基本的注意という所に

他剤を併用する場合,本剤は吸着剤であることを考慮
し,本剤との同時服用は避けること.

との記載があります。

 

ですので基本的に用法は食間になります。

クレメジンと食事の関係

食事中の栄養素は薬剤と違い高分子が多いので栄養素の吸着、欠乏はほぼ問題になりません。

 

ビタミン、ホルモン、蛋白などの血中濃度もほぼ問題ありません(ビタミンAには若干の低下傾向あり)

 

しかし吸着剤という特性もあり長期投与の際は全身状態に注意するよう記載が添付文書にあります。

クレメジンってばバラせるの

バラせないです。

吸湿性があるのでできないとのことです。また吸湿による吸着能の低下だけではなくにおいの吸着なども考えられるのでだめとのことです。

 

最初にあった

クレメジン細粒 1g分1 朝食後 14日分

は疑義で

クレメジン細粒 2g分1 朝~昼食間 14日分

に変更となりました。

 

 

クレメジンってなぜ食間なの【食後用法が適さない理由】のまとめ

  • クレメジンは他薬の吸着があるため食間用法が多い
  • 食事の栄養素の吸着による欠乏症のリスクは低い。
  • クレメジンをバラすことは不可

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