どうもすずめです。
今回のテーマはニキビです。
この前患者さんに
おすすめのニキビの薬ってありますか?
と聞かれました。おすすめの薬はありますがそれは処方薬なので処方箋がない人には渡せないのでその旨を伝えると帰っていきました。
こういう出来事は学習するチャンスだと言うことでその後いろいろと調べてみました。
- とにかく効く薬が知りたい。
- 薬の使い方が知りたい
- 薬剤師的におすすめの薬って何
- 市販薬でのおすすめって何
今回はこんな方に向けた記事です。
ニキビの原因
アクネ菌と呼ばれる細菌が毛穴の中で増殖して炎症が起こる病気がニキビ(尋常性ざ瘡)です。
アクネ菌は常在菌なので誰にでもいます。通常は悪さをしません。しかし皮脂などが毛穴に詰まってしまうと増殖してニキビとなります。
また、意外かもしれませんがニキビは乾燥肌の方でもできます。
なぜならば乾燥肌の人は体が肌を守ろうとして皮脂分泌が過剰になるからです。
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ニキビの対策・予防
規則正しく生活をおくることが大切です。
- 朝と夕に刺激の少ない洗顔料を泡立てて優しく洗う。スクラブ入りはNG。洗顔後は化粧水を使いましょう
- 十分な睡眠をとる
- 乾燥を防ぐ
- 栄養バランスに気をつける
ニキビの治療薬
外用薬が基本となります。
ディフェリンゲル(アダパレン ゲル)
- ニキビの初期である面ぽうに作用してニキビの進行を防ぐ。
- 初期のうちに治療することで赤いニキビを減らして炎症の強いニキビへの進行を防ぐことができる。
使い方
1日1回寝る前に顔を洗ったあとに使用する
皮膚の刺激感が起こるがあるので化粧水や乳液などを使用して肌になじませたあとにディフェリンゲルを使うのがおすすめです。そうすると刺激感が起こりにくくなります。
使い始めの2週間で乾燥やひりひり感、皮膚が細かく剥がれる、赤くなる、かゆみなどが起こることがありますが使っていくうちに良くなっていきます。なので自己判断でやめないことが大切です。
ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)
- 抗菌作用やピーリング作用があるのでニキビの原因菌の増殖を抑えたり毛穴の詰まりをなくしたりする。
使い方
1日1回洗顔後に使用する。
ベピオゲルを塗ったところは強い日光に長時間当てない。日光に当たると刺激感が起こりやすくなります。なので夏ならば帽子や日傘で極力日光を避けるのがベスト。
こちらもディフェリン同様に皮膚の刺激感だったり赤みだったり乾燥があるが使っていくうちに良くなっていきます。
エピデュオゲル(アダパレン 過酸化ベンゾイル)
- ディフェリンとベピオゲルの配合剤です。両者の特徴を持っています。
使い方
1日1回(夕方から就寝前)洗顔後
これも事前に化粧水とかで保湿をしたほうがいいです。
デュアック配合ゲル(クリンダマイシン 過酸化ベンゾイル)
- ベピオゲルと抗菌薬であるダラシンの配合剤。
使い方
1日1回洗顔後に使用
こちらも同じように乾燥や赤みやひりひり感が最初に起こりやすいですが使用するにつれて減っていきます。
ダラシンT(クリンダマイシン)、アクアチム(ナジフロキサシン)
ともに抗菌薬の塗り薬です原因となるアクネ菌などを殺菌します。
ダラシンはリンコマイシン系の抗菌薬、アクアチムはニューキノロン系の抗菌薬です
使い方
1日2回洗顔後に使用
これらは尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017でのA(行うよう強く推奨する)判定の治療薬です。(急性炎症機の炎症性皮疹に対して)
ニキビの処方薬や市販薬の主観など
処方薬編(ガイドラインを踏まえた)
最新のガイドラインでのニキビ治療では外用剤が主に使われる。
その中の治療で行うよう強く推奨されるものは
- ディフェリン
- ベピオゲル
- エピデュオ
- デュアック
- ダラシンT
- アクアチム
となっています。
市販薬編
市販薬では有効成分をざっと見てみましたが
当然ですが抗生剤配合などは見当たらないですね。
市販薬は病院までのつなぎや症状が軽いニキビに使用がよさそうですね。
ニキビ跡を残さないためにも時間を作って皮膚科にかかることをおすすめします。
つなぎの外用薬は
とかですかね。
あとは内服ですね。
必要なビタミンを摂ってにきびになりにくい体質になるのが大切ですね。
- 栄養をしっかり摂る
- 食事バランスに気をつける
- しっかり睡眠を取る
- ストレスをためない
などが大切です。
みなさんも気をつけてくださいね!
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